【その他の写真:イメージ】
中国では「NB.1.8.1」が支配的な株となり、最近の感染者数が急増。病院でのコロナ患者数が大幅に増加し、緊急室への訪問件数は過去1年で最多を記録した。
香港の状況は一層深刻で、特に高齢層での重症化が目立っている。過去4週間で81件の重症患者が確認され、30人が死亡。感染者数の急増に医療体制が圧迫されている。
「NB.1.8.1」は高い感染力を持つ一方、重症化リスクは比較的低いとされる。しかし、感染者数の急激な増加により、結果的に重症者数も増加している。
米国では、カリフォルニア州、ワシントン州、バージニア州、ニューヨーク市などの空港検査でこの変異株が確認されており、監視体制を強化している。
医療関係者は、感染予防の徹底とワクチン接種の継続的な推進を呼びかけている。特に高齢者や基礎疾患を持つ人など、重症化リスクの高い層への積極的な予防策が急務としている。
各国当局は今後の感染動向を注意深く監視し、必要に応じて追加の防疫措置を検討する方針だ。
【編集:NH】